私は不安に震える自らの肩を抱きしめた。

その時、不意に視界が揺らいだ。


「そこはさぞ寒かろう。
さぞ寂しかろう。

そんなところに一人でいては心も身体も冷え切ってしまうぞ。

さあ、こちらへ。
早くこちらへおいで。

我らがお前を助けよう。

さあ、おいで。」

どこから聞こえるのかわからない。
何者なのかもわからない。

だが、凛と澄んだ力強いその声音に、私は必死になって手を伸ばした。

「お願い、助けて!
怖いよ……
一人にしないで……!」

自然とそう叫んでいた。