「あーー、死ぬかと思った!!」
『本当だよ!光輝が変なこと言うから!!』
いやあ、面白かったなあ。
思い出して、また笑っていると顔に冷たいものが当たった。
「雨か?」
私が気付くより前に光輝がそう言った。
その後、間もなく雨は強くなり本降りとなった。
『ぎゃーー!濡れる!!』
私は慌ててかばんから折りたたみ傘を取り出してさす。
……ふう、と安心していると、光輝は少し先のバス停に入っていた。
『光輝ー?』
私がバス停まで走ると光輝は、苦笑してみせる。
「傘忘れた。」
『え!?』
梅雨の時期くらい、持ってなよ。



