「それにしても、下手くそすぎんだろ。」
光輝は、ついに笑いをこぼし始めた。
『ちょ、やめてよ。笑いが……』
その瞬間、私たちのテーブルの横をその店員さんが通る。
私たちの視線に気づいたのか、またもや、にこぉ……と笑って通りすぎていった。
『「…………ぶっ…』」
目を見合わして、同時に吹き出した私たち。
もう、笑いが堪えられなかった。
「ははは、お前笑いすぎ。」
『あっはは、はぁー、お腹痛い。』
笑いすぎた、本当に。
散々笑った私たちは、店内の視線が集まっていることに気づき、後味悪くその店を出た。



