好きになんてなるわけねーだろ!!!



俺はベッドに寝転がり、天井を見つめる。


杏奈の親と俺の親はすごく仲が良い。

親父と杏奈の親父が幼馴染みで親友。


そして、母さん同士も親友。

中高と、4人で仲良しグループとして過ごしていたらしい。


………にしても、仲良すぎだろ。


俺は、大きなため息をついて、ベッドに寝転がったままスマホでゲームを始めた。

始めた、はずだった。


「光輝!!こーーうーーきーー!」

「お兄ちゃん!!早く起きて!!」


次、俺に意識が戻ったのはもう外が暗くなった時間帯だった。

ゲームをしながら寝落ちしてしまったらしい。


『……あ"ーー……んだよ、お前ら。』


俺を起こしに来たのは、妹の幸と、なぜか杏奈の弟の裕太。

中学生を相手にしても、俺は容赦なく機嫌が悪い。


今日は特別イラついてんだ。勘弁してくれ。