そんなとき、聞きなれた軽い声が響く。
「光輝!お前、好きなのかよ!!」
声の方を見ると、楽しそうな慶太くん。
あ、クラス同じなんだー、なんてことは思う余裕はない。
光輝は考えるそぶりもなく、慶太くんに向かってピースサイン。
「好きに決まってんだろ!!!」
その言葉に、まぁ私は決まって赤面。
クラスの女子も赤面&黄色い叫び声。
「はいはーい!杏奈は!?」
その声をかき消すように、私の親友の声も響く。
もう絶対楽しんでるよ、あの人たち。
まじあとで締める。
そう思っていると、クラスの視線は私だった。
困ったように光輝を見上げるも、ピースマーク…。
…………。



