好きになんてなるわけねーだろ!!!



『てことは、来週も一緒かー』


私が独り言のように呟くと、光輝はにやりと笑って近づいてきた。


「え?嫌なの?」


可愛い子ぶって言ってくるから私は視線を逸らした。

…分かってるくせに。


「えー、俺傷つくな。付き合ってるのにさ。」

『…い、嫌なんて言ってないじゃん!!』


耐えきれなくなってそう叫ぶと、光輝はまたにやっと笑って言う。


「はーい、素直に言うと?」


…嬉しいよ。

嬉しいに決まってんじゃん!

でも、むかつくから言わない!!


『別に!いてもいなくても変わんないし!!』


横を向いて言い切ると光輝はため息をつく。


「素直になってほしいんだけどな。俺は。」

『知らない!!』


素直になんてなれないよ、恥ずかしい!!


すたすたと歩いていく私を、光輝が後ろから見て呟いていた。


「だから、素直にさせたくなるんだよね。」


まぁ、私にはそんなの聞こえてないんだけど。