『じゃ、じゃあ、私にとっての。光輝は…』
ーーードンッ!!
言い切る前に、光輝が勢いよく私を壁に押し付ける。
完全に分かったんだろう。
あの日と同じことを、私が光輝にやってるって。
戸惑ったような、怒ったような顔で光輝は言う。
「…なにが、言いたいんだよ。お前。」
おでこがくっつきそうに近かった。
言葉がなにも出なくなりそうで、私は目を瞑って言葉を押し出す。
『…………好き…なの。』
その言葉を聞いたとき、光輝がどんな顔をしていたのかは分からない。
でも、そっとつかんでいた手を放して、光輝は元の場所に座った。
『こう「だから!!!」
私の言葉を遮るように言う。
「だからそれも、幼馴染としてだろ。…お前がそう、言ったんじゃん。」
『それはっ!!』
私の言葉なんて聞こうともしないで続ける。



