「はぁ?なんで俺が。」
「先輩命令。」
元サッカー部部長様の言葉は効いたようで、裕太はぼそぼそと言う。
「別に、ないことはないけど。」
そう言ってちらっと私を見た。
なんだろ?
少し首をかしげると、なんでもないという風に首を振る。
変な裕太。
「え!なに!?裕くんなんかあるの!?好きな子いるの!?」
裕太の反応に食いついたのは幸だった。
まぁ、幸、裕太のこと好きだもんな多分。
そんなことを思って光輝の方を見ると、まぁ複雑そうな表情。
妹の恋事情は複雑ですか、お兄さん。
そういう目で光輝を見ると、少し睨まれた。
っと、裕太の話に戻るか。
『ん?好きな子できたの?』
「いねーよ。」
裕太の言葉に、幸は安堵の表情を見せた。



