好きになんてなるわけねーだろ!!!



「なーに、どーしちゃったの!」

「杏奈ちゃん困ってるよー?」


2人の声に私はほっと息をつく。

まさか湯浅さんに光輝の事を振られると思ってなかったから、心臓が嫌な音を立ててた。


でも、次のひとことで私の心臓はさらに大きな音を立てた。


「だって。杏奈ちゃんなら光輝くんが変わっちゃったわけ、知ってるかもと思って・・・。」


光輝が、変わったわけ。


私が何も言えないでいても湯浅さんは続ける。


「光輝くん、あんなに軽い人じゃなかった。私、ずっと好きだったの。中学でサッカーの試合見に行った時からずっと。」


「「『え!?』」」


驚いたのは私だけじゃなくって。

3人の声が重なる。


中学が同じだったはずの彼女たちも知らなかった事実みたいだ。


「そのこと、光輝くんも知ってた。」

「「『は!?』」」