その言葉に驚いて。

顔が焼けるように熱くて。


嬉しかった。

でも、それよりも信じられないって気持ちが。

あり得ないって気持ちが勝って。


言ってしまったんだ。


『…違うよ。あり得ないよ。好きって何でそんな突然…!
幼馴染みとしてとか、ずっと一緒にいたからとか、そういう好きだよね!?』


そして、決定的な、一言も。


『わ、私は、光輝のこと!幼馴染みとしてしか見れないっ!!』


捲し立てた私の言葉を沈黙に包まれる室内。


やってしまった、と気付いた時にはもう遅くて、


『あっ、あの、光輝…!』


光輝は私の言葉を聞くことなくゆっくりと立ち上がった。


「そうだな、ちょっと俺、頭冷やすわ。」


ふらふらっと立ち上がった光輝に、私には大量の罪悪感が降り注ぐ。