好きになんてなるわけねーだろ!!!



『…あのさ………』


伝える。伝える。伝える。


「なに?」

『あ…や、課題分かんなくて。』

「はぁあ?聞きに来たの?珍しく真面目だねー!」


ガサガサと教科書を漁り出した杏奈の背中に目をやり、ため息をつく。

俺って、こんなだったんだ……。


さっきの永沢さんを思い出して。

勇気を、出して。


強く握られたコーラはもう、温くなっていた。