好きになんてなるわけねーだろ!!!



「杏奈?なにやってんの??」


黙っている私に、不思議そうな顔を向ける。

そして、私と言い合う女子の顔を見て、バツが悪そうな顔をした。


……なによ。

彼女ができて、さっそく私と話すことに引け目を感じてるの?

中学の時は、そんなの気にしてなかったじゃん。

……どうせ、私みたいな幼馴染み二の次だよね。


『…別になんでもない。ごめんね、言いすぎた。』


私は、一度も光輝と目を合わせることなく、駆け出した。

まっすぐ校門に向かって走る私の名前を、光輝が叫ぶ。


「おいっ、杏奈!?どこ行くんだよ…っ!?」


そんな光輝に振り向きもせず、私は全力で走った。


「…あんの、ばか……!!」


光輝が、すぐに後を追って走り出したことも知らないで。