嫌い。嫌い嫌い嫌い。
光輝も、永沢さんも。みんな嫌い………!!
私は走って走って、中庭に出た。
そこには、誰もいなくって安心する。
誰にも、会いたくないや。
冷静になって、涙の感覚に初めて気づく。
目を擦り、涙をぬぐってみて思った。
………泣くところじゃ、ないよね。
私、おかしくなったかな。
今までだって、光輝の告白シーンは、何度も見た。
もともと人気者のあいつだ。
中学時代、可愛い女の子と付き合ってもいたし、私はそれを冷やかしたりもしてた。
……そんな、見慣れた光景のはずなのに。
なんでこんなに、胸が痛むんだろう。



