好きになんてなるわけねーだろ!!!



私は、床に座り込んだ状態で涙をぬぐった。


……なに言ってるんだろ、私。


今は、なにを思っても泣けてくる。

拭っても拭っても溢れだす涙を止めることができなかった。


ーードン!!


突然大きな音を立てて部屋のドアが開かれる。

驚いて、ドアの方を見ると、ぼさぼさの髪の毛で光輝が立っていた。


「ほら、慰めてやるよ。」

『こーきぃ………』


にっと笑った光輝に、私は両手で顔をおおった。

その間に、光輝は後ろ手で部屋のドアを閉めて寄ってくる。


『どうしよ、本当に葵と仲直りできなかったら…!
仲直りがしたくない訳じゃないの!!!

でも、何でもできる葵には、人前で立ってまとめることができる葵には、私の気持ちなんて分かんないって、そう思っちゃって。

悔しくて、そんな風に思う自分が嫌でっ!!

もう、どーすればいいか、分かんないよ…っ…!!』