私は、床に座り込んだ状態で涙をぬぐった。
……なに言ってるんだろ、私。
今は、なにを思っても泣けてくる。
拭っても拭っても溢れだす涙を止めることができなかった。
ーードン!!
突然大きな音を立てて部屋のドアが開かれる。
驚いて、ドアの方を見ると、ぼさぼさの髪の毛で光輝が立っていた。
「ほら、慰めてやるよ。」
『こーきぃ………』
にっと笑った光輝に、私は両手で顔をおおった。
その間に、光輝は後ろ手で部屋のドアを閉めて寄ってくる。
『どうしよ、本当に葵と仲直りできなかったら…!
仲直りがしたくない訳じゃないの!!!
でも、何でもできる葵には、人前で立ってまとめることができる葵には、私の気持ちなんて分かんないって、そう思っちゃって。
悔しくて、そんな風に思う自分が嫌でっ!!
もう、どーすればいいか、分かんないよ…っ…!!』



