好きになんてなるわけねーだろ!!!



「全然、ショボいことじゃないじゃん。」


それまで黙っていた光輝が口をはさんだ。


『…え?』

「全然、ショボくないし、どうでも良くもない。」

『…え、あの、光輝…?』


なぜか、怒ったような口調になった光輝に私は驚く。


「…杏奈が強がりってことは知ってるけど。」


光輝は、驚いている私をそのままに続けた。


「お前、たまには俺のこと頼れよ。どうせ今、泣くの堪えてるんだろ?
お前の泣き顔がブサイクなことなんて、昔から知ってんだからさ……。

頼むから、俺の前では強がんなよ。」


その言葉で、私の理性は吹き飛ばされた。


『余計な、お世話だよ………。…じゃあ、慰めて。』


最後は、ほとんど泣き声だったと思う。

私が小さくつぶやいた瞬間、通話は切られた。