私は、小さくため息をつく。
すると、そのため息が聞こえていたのか、光輝の声が響いた。
「なんだよ、豚があまりにも似ててショックだったのか?」
似てねーし!!!
と、言い返そうと口を開くも、その口はすぐに閉ざされた。
代わりに、頭では考えていなかった言葉が自然と出る。
『…はは、そうだね。』
抑揚もなにもない声だな。
と、自分で言ってから思う。
……てゆーか、光輝はなにも悪くないし。
私、そんな光輝にも冷たく当たって本当最悪。
『…ご、めん!なんでもない、てかもう切る!』
これ以上話していたら、光輝に当たり散らすかもしれない。
そうなることを恐れた私は、電話を切ろうとした。



