『………はあーー。』
学校から帰ってすぐ、部屋に閉じこもった私。
結局あの後も、葵と話すことはなくて。
休み時間には、居心地の悪い教室から逃げるかのように、何度も光輝のもとへと行ってしまった。
『はは、「なんかあったら言えよ。」なんて…ね。』
光輝に言ったってなにも変わんないし。
なにより、今口を開いたら、葵の愚痴を言いまくるに違いない。
そんな風になって、これ以上自分のことを嫌いになりたくないんだ。
「杏奈、飯!!!」
突然ドアを開けた裕太がぎょっとする。
まあ、そりゃそうか。
ドアのすぐそこで電気もつけないで体育座りなんて、ね。
『ごめん、今日はいいや。』
「………どうしたの?」
『…は、なんでもないよ!!ダイエットするの!!』
そう言って裕太の頭をつつくと、裕太は頬を膨らまして居間へと降りていった。
「心配して損した!!!」
なんて言って。



