「はぁ⁉︎いつの間に⁉︎」
「お前がルーレット回してるとき」
言いつつ、写真を表示したケータイの画面を見せてくる。
そこには確かに、昨日の俺が写されていた。
「貸せ……っ」
桜井の手からケータイを奪い取り、写真を削除しようとする。
が、桜井はニヤニヤと笑って。
「消しても意味ないで?バックアップとってるから」
「嘘だろ……」
がくり、と頭を垂れた俺を見て、桜井はまたケラケラと笑う。
「ええやん、10代の思い出やで」
「……なんだよそれ」
「こういう写真いっぱい撮ってさ、10年後とかに、こんなことあったなぁって、酒でも飲みながら語るの、いいと思わん?」
「お前がルーレット回してるとき」
言いつつ、写真を表示したケータイの画面を見せてくる。
そこには確かに、昨日の俺が写されていた。
「貸せ……っ」
桜井の手からケータイを奪い取り、写真を削除しようとする。
が、桜井はニヤニヤと笑って。
「消しても意味ないで?バックアップとってるから」
「嘘だろ……」
がくり、と頭を垂れた俺を見て、桜井はまたケラケラと笑う。
「ええやん、10代の思い出やで」
「……なんだよそれ」
「こういう写真いっぱい撮ってさ、10年後とかに、こんなことあったなぁって、酒でも飲みながら語るの、いいと思わん?」



