「“転校してきたばっかで準備も途中参加”。なのに代役を任されたんだよ、お前は。そんなの、余程の信頼がねぇと無理だぞ」
「千速……」
「……見ろ。俺なんかこれだからな」
言いつつ、先端に蒟蒻を吊るした棒をひょいっと上げる。
それを見た桜井は、ぶはっと吹いた。
「……勝手に決められてたんだぞ、これ」
「やめ……っ、ははっ!お前……!」
「信頼なんてあったもんじゃねぇ」
ぺしっと蒟蒻を叩いてやる。
恨みがこもったその一発は、蒟蒻の振り幅を大きくさせた。
「ありがとうな、千速」
「……何が」
「ちょっとモヤモヤしとったからさぁ。千速のおかげですっきりしたわ」
ニカッと笑う桜井。
俺のおかげ、かぁ。
「まぁ……フランケンやる筈だったヤツとお前の背丈が似てるって理由もあるらしいけどな」
「そっちがほんまやろ、おい」
「千速……」
「……見ろ。俺なんかこれだからな」
言いつつ、先端に蒟蒻を吊るした棒をひょいっと上げる。
それを見た桜井は、ぶはっと吹いた。
「……勝手に決められてたんだぞ、これ」
「やめ……っ、ははっ!お前……!」
「信頼なんてあったもんじゃねぇ」
ぺしっと蒟蒻を叩いてやる。
恨みがこもったその一発は、蒟蒻の振り幅を大きくさせた。
「ありがとうな、千速」
「……何が」
「ちょっとモヤモヤしとったからさぁ。千速のおかげですっきりしたわ」
ニカッと笑う桜井。
俺のおかげ、かぁ。
「まぁ……フランケンやる筈だったヤツとお前の背丈が似てるって理由もあるらしいけどな」
「そっちがほんまやろ、おい」



