【小春side】
学校の門をくぐった。靴箱の前にはたくさんの人が集まっている。クラス発表だ。
「おーい!小春〜!」
そういうと後ろから凄い勢いで抱きついてきた。
「おはよ実桜ー!!それにしても
すっごい元気だね」
「だってクラス発表だよ!去年は小春と
同じクラスになれなかったけど今年こそは
と思って!」
「もう張り出されてるみたいだよ!」
そんな会話して私達は
クラスが張り出されてる靴箱の前まで急いだ。
「小春!やったよ!同じクラスだ!」
私の親友の山村実桜。こんなにふわふわした名前のわりには結構いろんなことが
荒かったりする。
でも、すっごい可愛いから男子からは
大人気!本人は気づいてないけどね。
「ねえねえ!早く教室行こうよ!小春〜」
私達は急ぎ足で教室へと向かった。
望月小春。中学3年生。
私は実桜みたいに可愛らしさなんて
なくて、実桜とは反対に性格も
そんなに荒いほうではない。でも、
友達はたくさんいてクラスでも話を盛り上げるのは
得意だった。