レオンが私をお祭りに誘った、あの夜から三日目。 ついにお祭りの日が来てしまった。 あれから私は、ほとんど眠れなかった。 本当は怖い。 外の町なんか、行きたくない。 だけど、レオンが守るって言ってくれたから。 私は複雑な気分で、私服に着替えた。 約束の時刻になると、部屋のドアをノックする音が聞こえた。 「アルム、行くぞ」 ドアの向こうで、レオンが呼んでいる。 私は一度深呼吸をすると、覚悟を決めて部屋のドアを開けた。