キミのそばで 〜Forever〜



俺は、上山 翔。


今は下校中で、早足で家に向かっている。

一人暮らしだ。


今日から桜木高校の一年生で、入学式初日に遅刻した当の本人。

おかげでクラスや学年で有名になった。



自分で言うのは抵抗があるけど、中学でそこそこモテてた。

彼女を作ったことはないけど。


毎日毎日女子は、俺が通る度に、俺が話す度にキャーキャー騒ぎまくる。


あの声はどこから出てくるんだよ?

俺は、キャーキャー騒ぐ女子が好きではない。というより、苦手だ。


花奈に話しかけられないと嬉しくない。

花奈は俺の幼なじみで、野球が強い中学に進んだ俺は
12年間育ってきた地を旅立った。

花奈を…置いて。


高校も当然野球の道に進むため、一人暮らしで桜木高校を受験。

ギリギリだったけど合格できた。


入学式、クラス発表をみたら…

花奈の名前があった。


あって欲しいけど、あるわけないと思っていた文字が、クラス発表の紙に
刻み込まれていた。