それに気付かないふりをして、話を続けた。 「風邪はね、その後にお風呂に2時間くらい入ってたからだと思うんだ。」 『愛歌、ごめん。ちょっと電話、切ってもいいかな? 他にも色々聞きたいことあるから、後で絶対掛け直す。』 「…分かった、じゃあ後で。」 ふっと息をついて電話を切ると、ドアがノックされた。