「まなちゃん、あっちにソファがあるよ!あっちに連れて行ってあげて!」 礼央くんのその助言で、私はソファに寝かされた。 頭の方に礼央くんが座って、髪を撫でてくれている。 「礼央くん、ありがとう。」 「まなちゃん、頑張って!」 それに頑張る、と返事をしてそれからは一言も喋られなかった。