でも、輝はずっと私を見てくれていた。 私も輝しか目に入らなかった。 終わっても、目線は外れなかった。 怖くなって、逃げてきたのは…私だ。 鞄は輝に預けてきたから、ハンカチも無い。 顔を洗ったまま、顎から雫が垂れるのも構わず、トイレから出た。 それでも、涙は止まらない。 溢れ出てくる感情も、止まらない。