「何で、あんな事しちゃったんだろう…。」 手なんて握るつもりなかった。 勝手に体が動いちゃったんだ。 「あの、36番さん。…曲なんですが、この曲の音源が見つからないんです。 曲を変更していただけませんか?」 考えている途中で係の人にそう話掛けられた。 輝が選んでくれた曲を変えるつもりはない。 「…アカペラで歌います。それでもいいですか?」 「それは構いませんが…。 いえ、最後まで、この曲を探します。見つからなかった時は、アカペラでお願いします。」