奇跡の歌姫【下】





「何か、あったの?」


「けーちゃん…。あのね…奇跡が起きたの。」




それだけじゃ、意味がわからないだろうと思っても、それ以上に表現ができなかった。



「私、優勝するよ。」



そう言い残して、結果発表の舞台に立つ。


何故か、緊張はなかった。


自信があったからなのか、理由はよく分からないけど、緊張はしていなかった。