奇跡の歌姫【下】






"愛歌、本当にありがとな。これで兄ちゃんの心残りも無くなるはずだ。"



その言葉に、今のこの時間がずっとは続かないことを思い出した。


もう、二度と会えないことも。



"…あっ、もう少し!もう少しだけ、私の側にいて!お兄ちゃんにプレゼントがあるの。"



"プレゼント?"



それに頷く。