奇跡の歌姫【下】





昔と変わらない、明るいお兄ちゃんの姿。



"俺の歌、だよな?"


"うん、そうだよ。今日は私とお兄ちゃんの約束の第1歩。"


"…本当にごめん。ここまで来るの大変だったよな。"



それに首を振る。



"そっか。ありがとな。…俺にとって俺の曲は家族みたいなもんなんだ。どうしても外に出してやりたかった。"



それに今度は縦に首を振った。