決勝の会場から一変、辺りは何もないただの広い空間だった。 そこに、私は佇んでいた。 目の前には私の記憶に焼きついて離れない、大好きなお兄ちゃんの姿。 私は、その姿に向かって駆け寄り、抱き着いた。 "背も高くなったな。" "お兄ちゃん…?" その言葉しか出なかった。