『utaさん、そろそろ用意お願いします!』 「行かないと。…今日はただ楽しむ為に歌うから。けーちゃんは指を解して待っててね。」 けーちゃんに背中を押されて、いつも通り踏み出したはずの第1歩は、いつもより軽かった。 ライトに照らされ明るい舞台も、いつも以上にキラキラ輝く。 前回のぎこちない歩き方とは全く違う。 今日は羽が生えたように軽やかだった。 PVを見ている間も、司会者と軽く話している時も。 マイクの前に立った時も。