奇跡の歌姫【下】





最後の審査員、その人が話し出すまでには少し時間がかかった。



『あなたの歌声、素晴らしかった。あなたが決勝に出ようが出まいが、私は今日あなたのファンになったわ。大きな感動をありがとう。』



その言葉に、私まで涙腺が緩んだ。



「こちらこそありがとうございます!」



私の総評が終わると舞台袖から今日の出場者全員が出てきた。


ついに、リアルタイムの投票が始まる。