最後の審査員、その人が話し出すまでには少し時間がかかった。 『あなたの歌声、素晴らしかった。あなたが決勝に出ようが出まいが、私は今日あなたのファンになったわ。大きな感動をありがとう。』 その言葉に、私まで涙腺が緩んだ。 「こちらこそありがとうございます!」 私の総評が終わると舞台袖から今日の出場者全員が出てきた。 ついに、リアルタイムの投票が始まる。