奇跡の歌姫【下】





『では、そんなutaの足跡を見ていきましょう!』



スクリーンに日本で撮ったPVが流れている間も、司会の人がずっと心配してくれていた。



『では、少し緊張しているようですが、頑張って貰いましょう!じゃあよろしく!』



それに頷いて、マイクスタンドの前に立った。


同時に今までの照明が小さくなり、私にスポットライトが当てられた。


曲が流れ始め、会場もしんと静まり返った。