奇跡の歌姫【下】





最初、オープニングで上がった時とは違う。


あの人数全員の目が、私に集中していた。



『さぁ、皆さんお待ちかね!日本からはるばるやってきたサムライガールだ!お嬢さん、英語は?』


「喋れます。昔、こっちに住んでいたので。」



雑談の間、顔が引きつっていたと思う。


司会者の人も分からないように落ち着かせようとしてくれていた。


それでも、どうしても緊張は解けない。