「愛歌ちゃん、環さんじゃないけど僕も決勝戦に連れて行って欲しいなぁ。」 「…じゃあ、その時は私からもお願いがあるの。」 「いいよ。どんなお願い?」 「優勝のご褒美のフリータイム、私の伴奏者になって欲しいなぁ。一緒にお兄ちゃんの曲、やらない?」 ずっと温めてきたアイデア。 優勝者だけが手にできる、最高の舞台。 そこであの病室での1コマをもう1度出来たら、そう思った。