奇跡の歌姫【下】





「じゃあメイク始めるわね~!」



メイクをされながら、咲ちゃん達の話を聞く。


それだけで、いつもの日常に戻れた気がして、その間だけは本番のことを忘れられた。



「愛歌ちゃん、そろそろ舞台袖に向かおうか。」



そのけーちゃんの声に完全に意識を戻されたんだけどね。



「もうそんな時間?…分かった。」