奇跡の歌姫【下】





「テレビ電話?お父さん?」


「いや、間違ってはないけど…」



楽屋にあるテレビにパソコンを繋いで、スイッチを付けた瞬間に、色々悟った。



『愛歌さん、トリに決まって良かったわね。今から30分位は暇でしょう?練習しましょう。』


「武田先生…!どうして…?」


『まな、父さんだけど。実は今、会社のロビーのテレビでこの番組かけてたんだよね…。トリに決まった瞬間、部屋を貸せって言われて。』