本番が始まるまで10分を切り、スタッフさん達が忙しく動き回っていた。 「緊張してる?」 「どうだろう…まだ大丈夫かな? 一旦オープニングだけだしね。番号初めの方引かなかったらまだ時間はあるし…。」 「…環さんと2人で会場から見てるから。頑張って。」 頭の上に乗せられた手が、セットした髪を崩さない程度に頭を撫でた。 そのおかげで自然な笑顔が出る程度に安心できたようだ。