奇跡の歌姫【下】





「コーヒー買ってくるから座って待ってて。」



それにありがとう、と返しつつポケットの中の紙に気付く。


ジュリアに書いてもらった連絡先。


携帯の電源を2日間消しっぱなしだったことを思い出し、番号を登録するために久しぶりに電源を入れた。


とあるアプリのアイコンの通知数に驚いて、恐る恐るそれをタップする。