「あの…。愛歌って、芸能人になるんですよね、これから。彼氏とかって大丈夫なんですか?ほら、よくスクープみたいなのになってるじゃないですか…。」 2人でよくわからない感動に浸っている時に、咲ちゃんからの現実的な声が聞こえた。 「…それなんだよね。出始めのスクープは良くない印象付けをし易いんだよね…。」 「…嘘とか吐きたくないです。」 嫌な印象、か。 それで私の音楽まで否定されるのは…絶対に嫌だ。 私の音楽以上に、お兄ちゃんの曲を否定されるのはもっと嫌だ。