「お久しぶりでございます、愛歌です。母に負けないよう精一杯歌います。」 これで十分だろう。 どうせ後で挨拶に回らないといけないんだから。 その後、2人で5曲、歌い上げた。 拍手を貰って、アンコールにも応えた。 「まな、本当に上手くなったわね。たった2、3ヶ月で…流石だわ。蛍くんも認めてくれると思う。」 「…ありがとう、お母さん。毎日鬼みたいな先生にしごかれた甲斐があった。」 2人で舞台からそのまま会場に降り、まずはお父さんのところに向かった。