奇跡の歌姫【下】





それからは何だか、こそばゆくて無言になった。


2人とも無言でただ歩き続けた。



「…ここ、私の家。」


「え、誰もいないのか?」


「うん、両親共にクリスマス商戦真っ只中。…明日紹介するね。」


「あ、明日か…。緊張するし!」


「大丈夫だよ、うちの親緩いから!
…輝、今日は凄く楽しかった、本当にありがとう!」


「俺も楽しかった!…じゃあまた明日、学校でな!」



輝が角を曲がるまで手を振って、見えなくなって、家に入った。


その日は気持ちがいっぱいで、すぐに寝た。