奇跡の歌姫【下】





お店を出た。


時間はもう9時を過ぎていた。



「愛歌、家まで送る!」


「え、でも輝、この駅でしょ?」


「こんな夜に1人で返せるわけ無いだろ?」



お言葉に甘えて、2人で電車に乗った。


そこで、まだ渡していなかったクリスマスプレゼントの存在に気が付いた。


お店で渡せばよかったと後悔したけど、渡すタイミングを見つけられず、最寄駅まで来てしまった。