さっきの呼び出しのことも何も聞かれなかったってことは、恐らく咲ちゃんもグルだ。


…どうしよう。


そう思いながら、ついに昼休みになった。


逃げよう、何ていう考えは2時間目に捨てた。



「愛歌、弁当持って行くぞ。」



左手にはお弁当、右手は輝に引っ張られ階段を昇った。


屋上には誰もいなかった。