輝とは席が離れているから、ここなら何とか乗り切れる。


…と思っていた。



「愛歌、話があるから昼休み屋上。湊と咲にはもう言ってあるから。」



私が席についてホッとした瞬間、輝からのその言葉。


それも、すごく怒ってる。


1時間目を憂鬱なまま過ごし、休み時間。


咲ちゃんが私の机まで来た。



「愛歌、昨日電話掛け直せなくてごめんね!」


「ううん、大丈夫。」