奇跡の歌姫【下】





「再生するわよ。」



部屋の中が、静かになった。


その中に、懐かしい、お兄ちゃんの声が響いた。



“愛歌、元気か?これを聞いてるってことは、歌手になるって決めたってことだよな。兄ちゃん嬉しいぞ〜!
これを録ってる時はな、愛歌はまだ9歳だ。"


大好きな、大好きなお兄ちゃんの声。