「再生するわよ。」 部屋の中が、静かになった。 その中に、懐かしい、お兄ちゃんの声が響いた。 “愛歌、元気か?これを聞いてるってことは、歌手になるって決めたってことだよな。兄ちゃん嬉しいぞ〜! これを録ってる時はな、愛歌はまだ9歳だ。" 大好きな、大好きなお兄ちゃんの声。