青色に出づ赤に、周りの人が気づかないはずがなかった。 仲の良い男子部員が心配そうに声をかけてくれる。 「兼太、どうした、なにかあったのか?」 「つらいことあったら何でも言えよ、めっちゃ聞くぞ」 僕は暗い空気を作りたくなくて、必死で笑顔を繕った。 「そんなことないさ、ちょっとした不調だよ。すぐ元に戻るさ」 ハハッ、とわざとらしい声で笑うと、周りもすぐ笑って口を開いた。