ただ愛しくて



そして、私はあることがきっかけで

中学3年のときに孤立した

友達には裏切られ、私をよく思わない人達からは子供じみたをいじめを受けた






が、やはり何も感じなかった


「つらい」「もう学校を辞めたい」「どうして私が」


普通ならそんな風に思うだろうけど私はただ

「どうせあと1年だし、しばらくすれば飽きるだろう」




と、割とケロッとしていた



体操服を隠されたりロッカーを荒らされたりするのは正直探すのも片付けるのも面倒だったが、それだけだった



いちいち腹を立てるのも馬鹿馬鹿しいと思っていた




お母さんは私の学校での事情を何も知らない







言う必要も無いし、言ったところで何も変わらなかっただろうから



先生も気付いていたのかいなかったのかは分からないが
何を言ってくるでもなく、他の生徒と同じように私に接した




知っていても問題にはしたくないだろうし

どちらにしろ変わらないだろう





『お前ロボット見てぇだな』



ある人に言われた言葉がふと頭をよぎった




いかんいかん、嫌なことを思い出した




いくら「冷めてる」と言われている私もこの記憶は思い出したいとは思わない





人は忘れたいと思うことほどよく覚えている


それが酷い思い出であればあるほど。