「もういいから早く席座れー
今日は特別に免除してやる
感謝しろよお前らー」
やっちゃったなぁ…
あ、やばい。
また泣きそう…
とぼとぼと自分の席まで歩いていくと
銀髪の人は私の隣の席にドカッと座った
え!?なんでそこ座るの!
でも、確かにあと2つしか席が空いていない
一つはその人が座った席
そして、もう一つは私の席
でも、確かにそこは朝
ほかの誰かが座っていたはずなのに…
周りを見渡すと、さっき私の隣に座っていた男の子が一番前の席に座っている
もしかして
さっきはたまたま座ってただけ!?
うそぉ…
じゃぁこの銀髪さんが隣?
もうやっていける自信がない…
いやいや!
どうせもうそんなに関わることなんてないだろうし!
うん、そうだよ!
今までだってずっとそうだったんだから!
気にしちゃダメだ自分…
「あー、じゃぁとりあえず先生から。
このクラスを受け持つことになった
早川健(ハヤカワ タケル)だ
ちなみに24歳。よろしく
っつーことで今から一人ずつ自己紹介ターイム」
げ!自己紹介!
私がこの世で一番苦手なもの…
それは人の注目を浴びている中で1人で喋ること
スピーチなんかは特にダメ…
どうしよう…いやだなぁ…
自己紹介は一番右端の人から左側へと横に順番が進められていった
私が1人緊張に押しつぶされそうになっている間も自己紹介は止まらず
ついに私の列の一番右の人にバトンが渡された
早!もう、最後の列!?
お、おち、落ち着け自分…
大丈夫、うまくやれる、大丈夫…
「A中学校出身、丸山です
よろしくお願いしまーす」
「おし、じゃあ次ー」
ひゃあああ!もうこの後だ!
深呼吸深呼吸…
出身中学と名前だけだし、大丈夫大丈夫…
「M中出身、氷室 」

