ただ愛しくて



いよいよクラスが張り出されている
掲示板がある体育館前についた




深呼吸をして掲示板のところまで行き
自分の名前と蒼空の名前を探す






「えっと、湯川すなお…湯川すなお……
あ、あったD組だ
蒼空は……」





おそるおそる上に指をずらしていくと


たしかに田辺 蒼空という名前があった





「え、うそ、あるよ蒼空の名前」





「え、そりゃあるよ
なかったら困るよ、焦るよ」





「いや、そうじゃなくて
私と同じクラスに、D組に蒼空がいる」






「うっそ!…ホントだ!
うわ嬉しい、やばい!
また一緒だね、すなお♪」



奇跡だ、奇跡が起きた…

神様ありがとう!




ああだめだ、嬉しすぎてまた涙が…





涙が目の下にたまるが、
またなんとかこらえた




私もやれば出来る!
とこの時少し確信した





「もう全然怖くなくなったよ!
1年間よろしくね蒼空♪」




「うん、よろしく!」




もう、何も怖いものはない
だって蒼空がいるもん!





…と、この時までは思っていた。